肉離れについて
肉離れとは主にスポーツ中の特にダッシュなどで筋肉が収縮している時に、正反対に筋力が伸ばされることにより起こる筋肉の断裂です。
肉離れの症状
主な症状は筋肉を伸ばしたときのストレッチ痛や力を入れたときの収縮時痛などがあります。ももやふくらはぎに肉離れが生じると、体重をかけることで痛みが強くなり、うまく歩行できなくなってしまいます。
当院での治療方針
徒手・物理療法
炎症期
受傷直後はまず炎症や疼痛を抑えるためPOLICE(ポリス)を実行しています。
Protection(保護)
Optimal Loading(適切な負荷)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
徒手での損傷部位の周囲筋を緩め超音波治療や微弱電気(マイクロカレント)を使用し組織の治癒促進・疼痛緩和を図っています。
炎症期が過ぎてからの治療として血行促進や疼痛の改善・結合組織の粘・弾性の改善を目的としてラジオ波を提案させていただいています。
※重症度の肉離れの場合一度整形外科への受診を勧めております。
治療の流れ
①疼痛緩和・組織の回復
②患部外のトレーニング
③再発予防として筋力トレーニング
④復帰する際の立ち上げの管理
⑤復帰した際のアフターフォロー
一番重要なこととして再発防止に力を入れております。肉離れは再発のリスクが高い病態です。疼痛がなくなり次第すぐに復帰してしまうことで完全に組織の回復ができていない状態で復帰してしまい再発率が高くなっていることが証明されています。
※例)ハムストリングス肉離れ
損傷度分類は,1度(わずかな損傷)2度(部分 断裂)3度(完全断裂)と分けられています。
・1度の場合→理学的所見で判断して復帰しても再発は少ないです。
・2度の場合→再発のリスクが一番高く、復帰するまでに受傷後6~8週は経過観察し評価していくことがすすめられております。
・3度の場合→レクリエーションレベルのスポーツや日常生活であれば保存療法
ハイアスリートの場合,手術的に修復することが望まれております。
※ハムストリング肉離れの MRI タイプ分類と復帰時期の見込み
再発予防として
早期からの患部外トレーニング・筋力強化も行なっております。患部外のトレーニングをすることで筋力の左右差・大腿四頭筋/ハムストリングスの筋バランスの比率を少なくすることにより、早期復帰や再発防止につながります。
復帰の基準として
・筋肉を伸ばした際のストレッチ痛がないこと
・力を入れた際の収縮時痛がないことが前提としております。
また、復帰する際の立ち上げの管理・復帰後のアフターフォローまで行い再発防止に力を入れております。
肉離れでお悩みの方は当院にお任せください
当院ではご来院いただいた患者様お一人お一人に丁寧なカウンセリングを行い痛みの原因を見極め最短で改善する適切な施術をご提案いたします。辛い症状を一時的に楽になるようなものではなく、患者様に心身ともに元気になるよう根本からアプローチしていきます。肉離れでお悩みの方はTSC八代整骨院にご相談ください。